第18章 そしてWCは伝説となる
『市谷さん、それ以上言うならあたしはあなたを許さない』
梓「!ごめんなさい!私、朱音ちゃんだけには嫌われたくない!」
蘭「ごめんね、朱音ちゃん。それに片岡さんも。この子も悪気があったわけじゃないの。朱音ちゃんを傷付けられて黙ってられなかったの」
綾「…私帰るね。朱音、明日見に来るわ」
綾は帰ってしまった。そして静かになった所であたしの携帯が震えた。お兄ちゃんからで時間になったから迎えに来たとの連絡だった。
梓「もしかして智也さんからの電話!?うわー、会いたいなぁ!」
蘭「…梓、そんな事出来るわけないでしょ」
凜子「別に智也さんに会う事くらいできるんじゃない?」
藍「凜子!」
凜子「…え?何かまずい事…」
途端に市谷さんの顔が花が咲いたように輝いた。蘭さんが溜息をつき、茉実と藍と優希が頭を押さえる。
『…はぁ。どうやら玄関まで来てくれるみたいだからそこで紹介します』
梓「やったー!」
蘭「悪いわね。けどせっかくだから私も会いたいな」
と言う事で誠凛女バスと市谷さんと蘭さんとで玄関に向かった。テツ君は大我君が待ってくれているらしいので先に帰った。そして移動中、征ちゃんから電話がきた。少し離れて電話に出ると、終わったから玄関で待っていてくれとの事だった。皆の元に戻ると案の定市谷さんに問い詰められたけど、征ちゃんとはもうすぐ会うため、もう少しで分かるとだけ伝えた。
兄「朱音!と茉実ちゃん達に…誰だ?」
梓「わ!これが本物の智也さn!?話でしか聞いた事なかったけど…噂通り本当にカッコいい…///ね、蘭先輩!」
蘭「静かにしなさい!でも…本当にカッコいいわ///あ、申し遅れました。新潟県の藤ヶ咲高校女子バスケ部主将をやらせてもらってる、島吹蘭と申します。こっちの煩いのが同じ学校の1年の市谷梓です。ほら梓、挨拶しなさい」
梓「あ、市谷梓です。えっと…朱音ちゃんの大ファンです!だからその朱音ちゃんの兄である智也さんに会えて嬉しいです!」
兄「あ、あぁ…おい、朱音。何でこうなったんだよ」
『それが…』
「朱音」
今ここに着いた様子の征ちゃんは少し不機嫌な声であたしを呼んだ。そしてそれに市谷さんが反応しないわけなかった。