第44章 ホークス オリジン
体操着を脱いでブラの肩紐を外すワンピースを纏いファスナーを閉めようとする…
なのに、レース生地のせいで上までうまく閉められなくて困ってホークスを呼ぶ。
「ホークス助けて!!」
こう言うことがスマートに出来ないからまだ子供なんだと一人で納得をする
邪魔にならないように髪の毛を両手でまとめてサイドに流す
ホークスが顔を覗かせて私を見る。一瞬目が開いたかと思えば
スタスタと私に近づいて、何も言わずにファスナーをあげてくれる
その瞬間だった。
首筋がチリっ痛む…チュッとリップ音を立てて離れる感覚に思わず振り向いてしまう
「キス…マーク…付けたの?」
「嫌だった?」
「嫌なわけないよ…嬉しいよ…」
ホークスの首に腕を回して抱きつく。
あまりの嬉しさに涙が出てきてそれを隠すように首元に縋り付いてしまう
「凛ちゃん…苦しいよ」
「すごく嬉しくて」
「泣いてるの?顔見せてよ」
手の力を緩めて背伸びをやめ、ホークスを見つめる。頬を手で包まれてゆっくりと近づくホークスの顔に目蓋を閉じる。
唇に触れる柔らかい感覚
その後に唇が離れて寂しさを感じる
「凛ちゃん」
その言葉を呟きながらホークスは私の体を押して距離を置いた
「デート行こうか?あと、今日貰った珍しいラムネあげるね?」
いつものホークスなら絶対脚に手を這わしてくるのにと不思議に思った。
ホークスに貰ったラムネは最初こそは甘いのに後から苦くなってきて薬を飲んでいる感覚を覚えた。
化粧にヘアセットをしてホークスに抱えられてまた、空へと飛び立った
「なんで、デートなのにヒーローツースなの?また、撮影とかじゃないよね?」
そう言うとホークスは笑い違うよと言った。