第103章 *抗争ファクション(デュースの夢)*
『『『!!!』』』
睨み合うグリムとスカラビア寮生たちを裂くように澄んだ声が響き渡る。振り向く両者とユウたちの目に煌めく金色がふわりと靡く
セベク『あっ..あいつは!
デュース!!』
そこに立っていたのは顔立ちや瞳の色はそのままに、髪だけ金色に染めたデュースだった。頭上では夢の主の証拠である光る小鳥が羽ばたく
『!デュース...あれ?』
ユウ『なんかパツキンになっとるがな。イメチェンか..?』
デュース『大食堂での序列については、3日前うちの寮と事を構えて番付が交代したはずだ。お前らは今、大食堂では序列2位。そして今の1位は僕たちハーツラビュルだ!いつまでも幅きかせてんじゃねぇぞ』
スカラ寮生『あ?おめー..よく見たら3日前の縄張り争いに顔を出さなかった臆病もんの1年生じゃねぇか』
スカラ寮生『1年坊がナマ言うなよ。ツブされても文句言えないぜ』
デュース『なんだと..?』
?『3日前、デュースちゃんは陸上部の試合だったんだもんね♪』
?『デュース本人は顔を見せたがったんだが..ハーツラビュルは寮長の意向で、縄張り争いよりも課題や部活動が優先されるからな』
スカラ寮生『なっ、おめーらは..ハーツラビュルの副総長トレイ・クローバーと、副総長補佐のケイト・ダイヤモンド!』
スカラ寮生『ハーツラビュルのナンバー2とナンバー3か..ちっ、行くぞ』
スカラ寮生『ふん。命拾いしたな、1年坊!』
デュースの背後から現れた二人に、流石に分が悪いと判断したスカラビア寮生たちは、少し焦りながらそそくさとその場から立ち去って行った。デュースはそんな逃げていく背中を睨みつけながらその姿が生徒たちの群れに消えていくのを見届けると、トレイたちに向き直りバッと深く頭を下げた
デュース『ダイヤモンド先輩、クローバー先輩、面倒かけてすんません!』
ケイト?『おつおつ〜。頭下げなくていいよ。可愛い後輩のためだもん....で?
ユウちゃんたちは、どうしてレオナ君と一緒にいるの?もしかして、オンボロ寮はサバナクローの傘下に入った..とか?』