第6章 慈しみ
泣きじゃくり、鼻を啜っては嬉しそうに笑う雪華を抱きしめた。
俺の心音は、落ち着いているのだろうか。
マダラ「(可愛い…愛おしさが収まらんな…)」
雪華「ぅ、くる、しいです」
俺の胸に収まって鼻声な声。
マダラ「我慢しろ」
今、お前を放してやれそうにない。
思いが通じ合わなくてもいい、今だけだ。
雪華「わ、私の話も、聞いてください!」
マダラ「ん、そうだったな…そのままで話せ」
雪華「っ、恥ずかしいです!…///」
鼓動の早まる音…俺の音ではない。
マダラ「早く」
そう急かせば、少し悩んだ仕草をして踏ん切りがついたようで、俺の服をぐっと掴み、こちらに勢いよく顔を向けた。
雪華「私も、マダラ様の事が!
…ぁ、好きっ、です…///」
と、威勢よく最初は言い出したが、すぐに顔を背け、最後の方ははっきりとは聞けなかった。
雪華の肩を掴み、顔を覗けば先ほどよりも真っ赤に顔を赤面させてこちらを見ている。
いきなりの事に驚きが隠せない、俺もこいつも。
けれど雪華がぎこちなく笑うのを見て、こいつが好きだと俺に伝えたのだと理解した。
肩から手を頬に移し、少し擦ってみればぎこちない笑顔はだんだんと嬉しそうな笑顔に変わっていった。
その笑顔によりいっそう愛しさがこみあげてきた。
頭に手を回し優しく撫でてから、こちらに引き寄せ、口づけをする。
突然の事に雪華は目を見開き驚いていたが気にはしない。
すぐに目を閉じて雪華は唇を押し返してきた。
マダラ「(ほう…)」
それを挑戦と受け取り、俺は雪華の唇を舌で撫でる。そうすれば小さな声を上げる。
それを俺は見逃さず、声を漏らして開いた口から舌をねじ込ませる。
雪華「ん!?」
驚いている、まったくの色気のない声はこいつらしい。
口にねじ込んだ舌で雪華の舌に触れれば、雪華は自分の舌を逃げるように動かす。
その舌を追いかけて捕まえる。
そして、絡めてやれば雪華のくぐもった声がよく聞こえる。
雪華「ん、んぅ、///」