第811章 リフォームするのは旦那の荷物から…
梅雨明けして本格的な夏になる。
さすがに長袖のシャツは着ないだろう。
「今年の梅雨はちょっと涼しかったけど、これから暑くなるわね」
近年の夏の暑さは異常を通り越している。
「猛暑日が当たり前みたいになってるからな…」
「でも、今年は涼しく過ごせるわよ」
我が家は親が建てた古い家でエアコンはあったが断熱性がほぼほぼなく、夏は猛烈に暑く、冬は強烈に寒かった。
去年、半年掛けてリフォームし壁や天井に断熱材を追加したり二重サッシに交換したりして、夏も冬も快適に過ごせるようになった。
「最新の省エネ家電も入れたし、バリアフリーにもしたから将来も安心だ」
旦那はすっかり満足していた。
私も理想のキッチンに変えたし、お風呂も広々となったから満足している。
「…あら?あなたの半袖シャツがないわ」
「え?何で?」
リフォームの時に旦那の荷物はいろいろ処分しちゃったんだ。
「じゃあ、ユニ黒に買いに行くか…」
地元の格安店『ユニホームの黒沢』、略して『ユニ黒』だ。
「…そうね、ユニ黒行きましょ」
ユニ黒は現金だけでクレジットカードやスマホ払いが出来ないんだけど、兎に角安いのよね。
リフォームで貯金は空っぽ、旦那の物は節約して少しずつでも貯めないと…。
私はちゃんとした物買うけどね。
end