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ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編

第37章 彼がドレスを脱ぐ時は








「写真撮るからモデルしてください!」




全てが美しい彼の姿、彼の美しさに劣らない上品なドレス、彼の纏う雰囲気から何かもが完成されていて最早芸術的ですらあると思う



「カメラ取って来るんでちょっと待っててくださいね!」



私はまたも軽い足取りでクローゼットへ駆け込んだ


娘の姿を撮影する為に持参したデジカメだが、彼の姿だって沢山残したい!!!!


…………今の姿については未来永劫彼には秘密だけれど……この世にあの姿を残さないなんて馬鹿な事は出来ない!!!!



そう勇み立っていた私だが………





ギシリとスプリングが弾む音に慌てて振り返るとリビングで待っていた筈の彼がベッドに腰掛けて此方を見ていた



「………びっくりしたぁ〜……」



音もなく現れた彼にカメラを取り零しそうになりながらもクローゼットを後ろ手で閉じる


「あ……えっとここで撮影します……?」



恐る恐る声を漏らしたのは彼が放つ特有の雰囲気が何故か先程とは違って見えたからで



「うん。」



なんてすんなり答えながらも私を見据える目元が酷く男性的だったからだった


だ………大丈夫………催眠術は完璧だ……でなければ彼はドレスを着ない…………




気怠く組まれた長い脚、持ち上がったスリットのレースから肌が見えてその際どさにドキリとする



「じ、じゃあちょっとドレス整えますね!」



彼がベッドで撮影すると言うのならそれはそれで全然良い…………


大きなバルコニーからまだ上りきっていない太陽光が射し込むベッドルームは主に白を基調としていて、彼の纏ったドレスの色が鮮やかに映える


いけない事をしているなぁ……なんて罪悪感を抱きつつも好奇心が赴くままに彼の傍に寄って手を伸ばしたその時だった




「きゃっ!?」



途端に反転した世界


ギシリとベッドに沈んだ背中


容易く私を組み敷いて私を見下ろす彼の姿が目に写った時、私は本能的に悟った


彼の長い指先が私の唇をヤワヤワと撫でる感覚


すっと細められた双眼が捕食者の色を浮かべて視線を送る






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