第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
ゆりが踊っている間バックには
キラ以外のアンドロイドたちが男装して踊っている。
Aメロが終わりゆりはローラースケートで
メンステからセンステへ移動していく。
ゆりの踊りは息を呑むほど美しいもので
先ほどまで気分が沈んでいた憲吾と吾郎さえもその美しさに見惚れていた。
「「っ……」」
会場の視線は一斉にゆりに注がれておりゆり自身も
それは体全体で感じ取っていた。
『……。』
(感じる、みんなの視線が私に……みんな、私だけを見てる……。
私は、憲吾やMiss Youに頼らないで見てくれている人全員を……)
だがゆりがセンステに入ろうとした瞬間、突然状況は一変した。
花道を滑っていると突然足元にペットボトルのようなものを投げつけられ
ゆりはその場で正面から転んでしまった。
_どんっ!『っ!…きゃっ…!』_ズサッ!
「「「っ!?」」」
『『っ!?』』
会場全体は驚きを隠せずメンステで踊っていたお鶴たちも思わず踊りを止めてしまった。
「っ一体なんだ……!」
「ゆりッ!!」
ゆりに目を向けていた吾郎と憲吾も突然のことに動揺を隠せず
全体がざわつく中憲吾はその中からゆりの名前を呼んだ。
『っ……』
(一体何が……歌とダンス、続けなきゃいけないのに……)
ゆりは何が何だかわからない中でも演技を続けないと
本能で感じ立ち上がろうとしたが今度は男の罵声と共に
再び何かを投げつけられた。
「ふざけんなよッ!!!」
_ガシャッ!
『っ!』
投げつけられたもの、それはCDだった。
そのCDはDolceのシングル曲の一つでジャケ写はFCショップ限定でしか
購入できないゆりのソロショットのものだった。
目の前に投げつけられた自身のCD、
ゆりは先ほどのペットボトルもCDも罵声も全部
自分のファンがやったのだと脳が認識した……。
『っ……』
(何で急に……今までは何も……)
恐る恐る客席を見下ろすゆり、
その視線の先には異様な男達4人組の姿があった。
怖い形相を浮かべてる者もいれば卑しい表情を浮かべながらゆりを見ていた……。
『っ……』
(何、この人たち……)