第9章 嘘と喧嘩と団結力 ★
>>side:Kazunari
和「…っ、ぁ…!ゃ…」
「…かわいい…もっと声出してよ」
和「…ゃだ…アッん…!」
「そんなこと言ってていいの?」
和「っは、…ごめん、なさ…」
「すなおだな…ほんとは、こんなこと…」
和「……じゃぁ…やめましょ、よ…」
「だって…、好きなんだ…ごめんな…」
和「………」
初めて抱かれたのは
告白された次の日だった。
キスされて…服の隙間から
直接肌に触れられて…
流されてたけど、
さすがに下を触られた時は
全力で拒否したよ。本当に。
でも…
「これも、全部…大好きなメンバーに言える?」
この言葉に、俺は固まってしまったんだ…
この人は、俺がさとと手を繋いで
テレビ局の廊下を歩くところを見てた。
それだけなら、仲のいい俺らだから
何とでも言い訳ができた。
別の日、俺は移動車の中で、
潤にキスしてたらしい。
テレビ局の駐車場。
思い当たる日があった…。
想像力豊かな俳優さんだから…
確証もなく、言葉にしたんだと思う。
「…嵐って、何組カップルがいるの?全組み合わせってすごくない?」
冷静じゃなかった俺の反応が、
彼に確信を持たせてしまった。
全部、俺のせいだ…
「バレたら、どうなるだろうね?」
和「…お願いですから、やめてください…」
「…お願い、聞いてあげるから…俺のお願い、聞いてくれる?」
和「え…?」
「付き合って、とは言わないから…俺といる時間、作ってほしい。」
和「…それは、いい、ですけど…」
「…ちゅ、…こういうことも…たまにシてもいい?」
和「んッ!……//それは…」
「じゃあ、嵐の秘密、喋っちゃうよ」
和「ぃやっ……ほんとに、勘弁してくださぃ…」
「そんなしょっちゅう呼ばないよ?たまに。」
誤魔化しようがなかった俺は
こうして、いま、一緒にいる。
本当に、しょっちゅう呼ばれたりはしない。
彼が時間がある時、こうして
このホテルのこの部屋に呼ばれる。
今まで通り、店で飲むだけの日もあるけど…
こんな関係になってしまった以上…
気楽に飲める相手ではない…。
俺はただ…楽しく、一緒にいられた人
だったから…心からそう思えなく
なってしまったこの状況が辛い…。
一緒にいたくないわけじゃないのに…
彼を恨む気持ちはそりゃあるけど
ほとんどは自分への失望感と罪悪感だ…
