第3章 黄色との再会
ピピピ ピピピ -------
薄暗い中携帯のアラームで
目が覚める。
枕元を探り携帯を探すと
そこには何も無く
眠気眼を擦ると、背中に暖かな体温を感じた
「涼太…
あれ、私寝ちゃったのか…」
3回目までは覚えている。
2人でぐちゃぐちゃになって
怖いくらいの熱にうかされて全身で涼太を感じた。
すやすやと綺麗な顔で眠る涼太に
そっとキスを落とす。
「起きて、涼太」
「んんー…
さやっち…おはようっす」
まだ眠たそうな顔でふにゃりと笑う黄瀬
それもそうだ
昨日は試合でかなり疲れていたし
今日黄瀬は朝練はなかったはずだし
普通ならまだまだ夢の中のはずだ。
「おはよう
ごめんなさい私寝ちゃったのね?」
「いーっすよー…
今日は誰も帰ってこないっすから」
黄瀬はさやの腕を掴むと
自分の方に引き寄せ抱きしめた。
寝起きだからか
黄瀬の体はいつもよりも暖かい。
「久しぶりっすね
朝起きてさやっちがいるの」
「そうね
卒業式の後に私の家に来た時以来かしら」
「あー、あん時のさやっち
すげー可愛かった…
もちろん昨日も今日もっすけど」
今でもさやとの時間は
鮮明に思い出せる。
いつも妖艶でどこか冷たいのに
シてる時は儚い女の子で…
黄瀬はぎゅっと抱き締める腕に力をいれると
「もう1回したくなってきたっすー!」
と悶えていた。
「だめよ。
私、もう行かなきゃ。」
またね涼太とキスを交わして
さやは散らばった服をかき集め
手早く着込むと、黄瀬の家を後にした。
*
「これは、完璧に遅刻ね」
家に帰りシャワーを浴び
学校に向かうと時刻は朝9時
朝練は丸々サボりだしHRももう終わる頃だ
若松はきっと
青筋をぴくぴくさせながらキレているだろうし
今吉も理由もなく
休むさやを怒らない訳にはいかないだろう。