第4章 培われしは藍晶石の光輝
下着は濡れに濡れ、カバーするものがなくなってしまえば私の雌のにおいがする。
「ふ、トッロトロ…こっから先は?強請れる?」
『ん、…むり…』
「…強請って?どうして欲しいか……俺初めてだし指南してやって」
『〜〜〜っ、……わかんな、…わか、るけどそんな…そ、…ッ』
どうして欲しいんだろう。
何を強請るにしても、彼にそんな卑猥なことをさせているような、そんな優越感が私に罪悪感となって襲いくる。
恥ずかしいのはもちろんそうだけれど、そんな、まるで自身の手で技術を育てさせているようなこと。
「はは、純粋だなぁお前…口振りはあれでもピュアだっつってるようなもんだぞそれじゃ」
『んん、っ…』
はむ、と唇で甘く耳を挟まれれば、噛むまいと耐えているその口に力が無意識に入ってしまう。
「…こうやってお前の印、いくらでも刻んでいってくれていいんだぞ?俺にはこれくらいの印の方が性に合ってる」
言うが早いか、秘部に溢れる蜜に指を絡め始める彼。
ダメ、そんな触れ方されたら爪立てちゃう…それか何か絶対抵抗しちゃう。
いつも、それで相手を怒らせてしまうのに。
身構えてるのが、多分彼にも伝わっている。
「いいぜ、噛み付いて…殴るなり蹴るなりされたら、お前が嫌がらない触れ方を探してやるから」
手を止めて、彼はそう言った。
私の知らない人種だ、こんな男の人がいるなんて。
もっと短気で、怒りやすい人だと思っていたのに。
『……わ、わざと噛むかも?』
「心配してねえよ、お前自分に良くしてくれる奴に暴力振るうの苦手だろ?」
『…舌出して。噛んだげる』
「喜んで?」
自然だというように、当然のように彼は口を軽く開いてそれを出す。
乗ってくるの?こんなのに…?
引きどころが分からず、しかしキスをする時に自分がした仕打ちを思い出して…その舌に吸い付くように口に含み、啄んで食べる。
それから口にした通りに前歯でやわやわと噛んで…結局は彼が以前してくれたように舌を絡めて、唾液を吸う。
『ッ…ン……、…♡』
息が持たなくなった頃に離れて、見えづらい暗さなのに顔をそむけて両腕で隠した。
するとまた、彼は嬉しそうに笑ってくれてしまう。
「何、懐いてどうすんだよ女狐のくせに…俺にはお前の、寄越してくんねぇの?」
『…あげなぃ』
「なんで」
『前いっぱいあげた、から』
