第5章 ごめんなさい。
ユリアの身体がエルヴィンによってベッドに押さえ込まれた。
何が起きたか分からないまま、エルヴィンが股の間に足を入り込ませ、太ももの表でユリアの股を擦った。
そうするとまた自然に足が深く入り込み、ユリアのタイトスカートは一気に捲り上がって下半身は完全に露出した。
「え、え……っ、あ……」
「自分から誘っておいてその反応は無いでしょう」
「さ、誘う……?」
「下着を見せびらかしながら、チラチラこっちを見て。作業も進んでいないのを見れば分かった。下着だって厭らしい染みが出来ていたぞ。何を考えてた?」
「そ、……な、つもり……」
言葉が吃っているのは、恐怖から、ではない。
この状況に酷く興奮しているからだ。
「息が上がっている。で、どうなんだ。もう答えは出たようなものだが」
エルヴィンが近付き、耳元で静かに言った。
「淫乱め」
胸がギュッと苦しくなると同時に、ユリアの下半身の女の部分に火がつく。「ふっ」と高い声が鼻から抜けた。
エルヴィンは押さえ付けたまま、息をゆっくりとしながらユリアの耳の外輪に唇と歯を当てた。
「んはあっ……」
自分の甘い声が、家具だけで小物のない部屋にこだました。
禁欲生活も手伝って、ありえない早さで身体が次の刺激をまだか、まだかと急かした。
「本当に厭らしい奥様だ。ご主人も管理が大変だろう」
「しゅ……じん……、には、言わな……で……下さ……」
「ええ、勿論。互いの立場がありますから」
エルヴィンに顔を向けさせられ、碧く澄んだ美しい瞳と視線が絡む。そのまま引き合うように近づいたところで、空いている筈のドアがノックされた。