第7章 【番外編】マツノトクエスト 第六章
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「ぜぇ……はぁ……ぜぇ……腕がもう」
次の日私達は街の外に出て手頃なモンスターを倒しレベル上げをしているところだ。
丁度いい事に宿の看板にクエストがいくつか張り紙されていて、目当てのモンスターを倒してきて欲しいと言う依頼があった。
モンスターのレベルも低いし、報酬Gはそんなに多くはないけどそれでも足しになる。
寧ろ、クエストが張り出されてたらやりたいのがゲームだよね!
おそ松もカラ松もまだレベル6付近だし、全員のレベル上げをしていくのもちょうどいい。
「なんでアンタ達の攻撃方法おかしいの? おそ松は剣があるのにツボ投げるだけだし、カラ松は酒飲まないと攻撃しないし……」
そう、おそ松の戦い方。
最初に見た時はギャグでやっていると思ったのに、戦闘方法は本気の本気でどこから持ってきたかわからないツボをモンスターに投げつける。
そういや昨日の道中もこんなだった事を思い出す。
その背中にある剣は飾りか? 私に寄越せ。
カラ松は武闘家だが、使うのは酔拳でこれもまたどこかに仕込んでいた酒を何種類もちゃぽんして千鳥足で体当たりに向かう当たり技。
ツボを投げるのは真似できても、酒がそこまで得意でない私は酔拳は使えないしモンスターに体当たりなど出来ない。
二人が都合よく続々とレベルアップをしていく中、私は仕方なく二人が攻撃しているモンスターをちまちまハリセンで叩いている。
それでも多少なりとも経験値にはなっているからマシと言うものだ。
「ツボくらい投げれんだろ、お前もー! ほら、これも!!」
「もー!! ハリセンの方が楽だよぉ!! ツボ重い!」
「うぃっく……ナス子、これを飲め。 強くなれるぜぇ?」
「私お酒強くないからそんなに飲めない!」
結局おそ松もカラ松が持っている酒に手を出し、酔いどれ道中のレベル上げだ。
「それにしてもあのスライム、ハタ坊の顔にフラッグが刺してあるとは……きっと他のモンスターも関係者の顔が多いんだろうなあ」
「手ぇ休めるなよぉ、オラ、やれやれ~!!」
「うぇ~い、そのまま蹴り技だぁ」
手伝ってくれていた二人は酔いどれ地面に転がって私を茶化す。
あの野郎共~、ちょっと叩いて相手のHP削って後は放置とか鬼か!