第2章 意地悪なバレンタイン
あかねside
これだったんだ…
亮ちゃんがしてた隠しごと(笑)
ほんと意地悪だよな
亮ちゃんは…
私がどれだけ長い間
大倉さんに片思いしてるか
知ってるくせに…
前もって言ってくれれば
多少心の準備も
出来たかもしれないのにな…(笑)
私の目の前に座ってる女の人は
小柄で華奢で
髪もさらっさらな上に
キレイめのスカートなんかはいちゃって
隙のない
パーフェクト女子で
この人が
亮ちゃんから噂に聞いてた
大倉さんが絶賛片思い中の
はなさんなんだ…
大倉さんのはなさんを見る目…
あれはもう完全なるハートだな(笑)
でも…
ですよ…?
「あれ大倉くん…
ここ…ご飯つぶついてるよ(笑)?」
なんてわたあめみたいな甘い声で囁いて
目尻が垂れ下がりまくりな大倉さんの
口元についたご飯粒を取ってあげるって…
いやいやいや…
こんなことを現実にする人に
初めて出会ってしまった…(汗)
あぁ…私この人苦手かも…
いや…はっきり言って嫌いかも…
でも実際…
私が一番嫌いなのは
好きな人の好きな人を
こんな風に思ってしまう
自分自身なのかもしれない……