• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第33章 危険な香りの温泉旅行 王道パターン発動



 デーモンズゲートと言う名の襖を静かに開けると、ナス子は六人の悪魔の眠りを妨げる事のないよう、ゆっくり……ゆっくりと先ほど自分が寝ていた場所へと足を忍ばせる。

 しかし神様は残酷で、足に何か当たり、思い切り躓いてしまった。
 多分悪魔の一人だ。

「ン……」

 第一の刺客、第四男六天王・猫松。
 ナス子は慌てて一松にバレないよう身を屈める。
 
「~すぅ……」

 一瞬の緊迫の状況の後、スウスウと寝息が聞こえてきた。
 一松は酒に弱い方だから、多分まだ眠いのだろう。
 出来る事ならその口を塞ぎ二度と呼吸の出来ない体に仕立てあげて差し上げたい。
 
 フッ……一松は六天王の中でも最弱……

 なんなく一松を突破し、歩を進める。
 だが、目的のスマホは見当たらない。

 気分はまるで、RPGの主人公。
 魔王からスマホという名の宝物を取り戻しに行く勇者のような気分だ。
 本当なら三人くらいの仲間がいてもいいのだが。

 冷静に見えるが、ナス子は現在ぷちパニック中により思考がおかしくなっている。
 消したい過去を全てゲームに例える事でちょっとした快楽を得ているのだ。

「ふふ、誰が可愛い王子様……だ……」

 第二の刺客、自己愛溢れるドライモンスター、第六男六天王・トッティ。
 どんな夢を見たらそんな寝言をほざけるのか。
 寝顔は無邪気だが、一皮剥けば六人の中でももっとも扱いづらい悪魔なのだが。状態異常攻撃を仕掛けてくるタイプ。
 寝ていてもあざとさを感じるアヒル口に七面鳥の丸焼きでも突っ込んでやりたいと思う。
 スマホは見つからなかった。ここにはないようだ。

 トッティを突破すると、今度は口を開けて幸せそうに眠る、破天荒の代名詞、第三の刺客、第五男六天王・十四まぁつに出会う。
 六だの五だの十四だの、数字が多くなる相手である。
 コイツは厄介な敵だ……コイツは敵に気付くと騒ぎ立てて、仲間を呼んでくるタイプのモンスターだ。
 開きっ放しの口に皿でもはめ込んでやろうかと思う。
 スマホは見つからなかった。ここにはないようだ。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp