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砂漠の月

第1章 砂漠の月00~70


言い合う声の内容を聞いてしょぼんと、お母様が私に会いたいってお手伝いさんに言ってる。
私に相談して会社と地位を返して欲しいって訴え。
元就に頭を撫でられて、前を向く。うん、月子ちゃんのお見舞いだね

「我は下の煩いのを黙らす、晴久、頼む」
「おう、行ってこい」

晴久に促されて、ふと違和感を感じる

「晴久?」
「ん?」
「何か、あった?」

そう言えば、私久しぶりに家族と月子ちゃん以外の皆の顔まともに見たかも知れない
やっと顔上げたな、とわしわし頭を撫でられて

「月子が心配なだけだ、何でもないさ」
「うん」

少しだけ悲しそうな晴久の顔の理由は、そうだと思うように、そうであって欲しいと、己の心の中にしまった。
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