第1章 私は貴方に恋をした
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演習は朱里の刀剣が全勝したと言うことで
本丸では祝杯と言う名の宴会を始めた。
朱里は台所で光忠とご飯のおかずとつまみを用意してたが
次郎と日本号が飲み始めると中々食事が取れないでいてお腹の虫が鳴る
「膝丸ー、ご飯のおかずこれで足りるー?」
「ああ、大丈夫だ。朱里も食事をとれ」
「はーい!光忠、あとごめんね」
光忠の笑顔に見送られて
広間に行くと一期と膝丸の間に座ると白いご飯とおかずを目の前に置かれたので
いただきます、と手を合わせもぐもぐと頂く
光忠の作ったご飯おいしー
本当はお酒も飲みたいけれど次郎ちゃんと日本号のベロンベロン具合に若干苦笑い
あ、大倶利伽羅と長谷部が捕まって飲まされてる。
心の中で合掌して、お腹いっぱいになったところで
次郎ちゃんはによによと笑いながら私を後ろから抱き締めた
「主ぃ~、久し振りに一緒に飲まない?」
「じろーちゃん…私酔うと…大変な事になるんだけど」
知ってるでしょ?と問うとたまには良いじゃないと笑い飛ばされ
お猪口を持たされてしまった。
膝丸の顔を見ると、若干酔ってるのか少し赤い
私の視線に気付いた膝丸に頭を撫でられ
「たまには良いが、程々にだぞ?」
「うん!」
日本酒をじろーちゃんに注がれてくぴくぴ飲んで
今日は平和に宴会が終わる筈だった。
顔を赤くしてぼーっとしてる朱里に気付いた膝丸は
今日はキス魔は出ないか?と油断したときに
ぼーっとした目が膝丸を捕らえる
「えへへ~、膝丸ちゅー」
「はぁ、お前はまたか」
どうせいつもの触れるだけのキスだと思い、はいはいと顔を近付けると
とろんとした目が膝丸を捉え逃げない様に手を添えて
唇を重ね、驚いて逃げようとした膝丸の頭は固定され舌を絡ませる濃厚なキスは長く続いた。