第96章 神年(しんねん)
原初の始祖神の深淵は『実在化(自浄(削り)込み)』
原初の滅神の深淵は『原初の始祖神の再生不順に伴う不調の回復』
どちらも火(魂の心)が根幹になっている
病原菌については、感染すれば「攻撃すべき病原菌」と認識出来なくさせるので、注意が極めて必要となる
「それ」がばら撒く罪により
再生の一瞬を突いて潜り込み、再生不順が起き
それに伴い傷やヒビ等が常態化し(常に在る状態となり)、再生しても治らない事態へと発展し
『施術(麗華)』にて繋ぎ止め、『補修(宿灘)』で治療を促進し、最終的に『回復(原初の滅神)』により再生不順に伴う不調を癒やす、という流れへと至る
ケイト『たとえ俺が消えても……
…………………(口を開き、何かを言い掛けて閉じる)
忘れないでいてくれるか?』くしゃり
苦しそうに笑い掛ける
知っていた…
中身が尽きれば、魂の核である心まで消えれば…
二度と蘇らないことも…存在した記憶も、してきたことも全て消えることも……
だから…
必死になって跡継ぎが生まれるまで、魂を永遠生み続けていたのだと…
死に物狂いで…身を削りながらでも……たとえ周囲一同から必死に止められようとも……
その声無き、涙無き慟哭に…涙を禁じ得ない人ばかりで溢れ……
即座に、弾かれるように…つぶさに頭を抱き締めて泣き崩れた
一緒になって……
更に更にと求めるのは…
誰もが……
癌一同と半グロのみだった……
それも…必ず消えねばならない
ぱんっ
ケイト「人を奴隷のように酷使するのはやめていただけませんか?
目障りです」淡々
手を払って
淡々と真剣な目を向けて言い放った
消える間際になるまで散々酷使した立場でありながら
再度もう一度と
更に支払って、自分達を生かしてくれ、チャンスをくれと
貴方には何もしないけれどと最後に付け加えて……
唾を吐き掛ける勢いでまくし立て、それまでの行為を恥じることは無い
この行為も何ら罪の意識等無く、そのことで与える傷も些末なものとしか認識していない
自分の要求を、思いを、願いを、通すことしか頭に無い
それで与える波紋も影響もなんら考えもせず、どれだけ与えられても笑う
そのことが暗に示していた——自分でしたそれを自分で支払う気なんて更々欠片として無い、食い潰す為の都合のいい道具でしか無いのだと
