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闇に咲く華

第2章 本編1〜70


19

「忍の、私達の姓・・・ですか?」
「うん、佐助にも小太郎にも、あるでしょ?だから黒羽達も、あるのかなって」

そう聞いたら、何か気まずそうに・・・

「何か、悪い事聞いちゃった?」
「あ、いえ。そうではないんですが」
「俺の我儘だ、気にするなお市様」

黒羽が雹牙をチラリと見たあと、諦めたかの様に言う雹牙に違和感を感じた。
ちょっと自分の姓が嫌い?

「私の姓は篠山・・・篠山黒羽です」
「俺は・・・百地・・・百地雹牙」

ももち?百地ってあの・・・

「ももちさんだゆう?」
「やはり御存知でしたか、姫様」
「百地三太夫は・・・俺の父だ」

はあああああ!?何でそんな有名な忍の息子が此処にいんの?
伊賀の頭領だよね百地三太夫って。

はっ、もしかして忌み子の二つ名を与えたのってそのお父様?

「2人の二つ名って、三太夫さまが付けたの?」
「いえ、あの名は三太夫様ではなくて」
「俺達を完全にひがんで居た忍の者だな」

あ、なんだ。お父様は違ったのか。

「雹牙の父上、三太夫様は私達には優しかったのですが・・・」
「頭領の面目もあるんでな、厳しかったが生き残れる様に育ててくれたのが百地三太夫だ」
「ひがんでたのは脳無しの雑魚ばかりでしたからねえ」

黒羽さんや、何気に毒吐いてて怖いですよ。

「名だけを名乗る様になったのは二つ名が付いた後だ、別に父を嫌ってないからそんな顔をするな」
「なら・・・市が命名しちゃだめ?」
「「は?」」
「ほら、佐助も小太郎も名乗り出る時に通り名があるでしょう?」

小太郎は名乗らないけど有名よね。

「それは、構いませんが・・・」
「よし、じゃあ何か良いの無いか、書き出してみる!」
「おま、お市さま!?」
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