第24章 いざ!出陣!【24】
『…その、私の甘ったれた根性を叩き直して欲しいのだ!』
同田貫「………」
何かを考えるように黙ってしまった同田貫さん
私なんかの甘ったれた根性がそう直ぐに直るわけがないと思ったのだろうか…
不安になりながらも同田貫さんを見上げた
『あの…同田貫さん?』
すると、はぁ~。とため息をつかれた
『あ…怒った?ごめんなさい』
同田貫「怒ってねーよ、んじゃ気合い入れてやっから目ぇつむって歯、食いしばれ」
『ひっ!』
一瞬で真剣な目になった同田貫さんに早速、怖気づいた私は、それでも言われた通りに目をかたく閉じ奥歯強く噛むようにくいしばり、両手も強く握り背筋を伸ばした
すると畳と服が擦れる音がした、恐らく同田貫さんが私の方へ向いたのだろう
思わず体の全部に力を入れ衝撃に備えた
それから直ぐにやって来た衝撃!…ではなく私の頬を両手で包んだ同田貫さん
えっ!?と思い目を開けるとそのまま私の顔を横から潰してきた
口がタコのようになり思わず声が出る
『う~~…』
すると今度は頬をつまみ横に引っ張られ、また声が出る
『え~~…』
同田貫「はははっ!なんだその顔は!」
そして手が離れていった
『その顔って!?私の顔で遊んだの同田貫さんでしょ!』
同田貫「わりぃわりぃ、そんだけ覚悟できればじゅうぶんなんじゃねーの?」
『はい?覚悟?いや、私は甘ったれた根性を叩き直して貰わないと!』
同田貫「今、俺に殴られようとビビりながらも覚悟しただろ?」
『それは覚悟したけどっ!でも!』
同田貫「はいはい、主が言う甘ったれた根性ってのは出陣した奴らを心配するのが悪い事だと思ってんだろ?」
『えっ?あれ?何でそれ知って…誰にも言ってないはずなのに…』
同田貫「言わなくても顔に出まくりだ」
『ぇえ!?うそ~…』
私は両手で顔隠しうずくまった
そんな私の頭をポンポンと同田貫さんが撫でてくれた
同田貫「誰かに何も言われなかったのか?」
『言われなかった…私はいつも通りの自分でいたつもりだったからバレてないと思ってたのに…』
私はガバッと起き上がり振り返ると
『薬研君!鶴丸!気づいてて黙ってたの!?』
薬研「おっと?」
鶴丸「おいおい、八当りか?」