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<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹

第221章 陰陽師のひみつ ― 光秀&姫 ―


光秀に助手と認めてもらい、舞は目を丸くした後、ゆっくりと微笑んだ。

その微笑みは光秀にとって、ほころびはじめた花が開いてゆくような、そんな様子に思え同時にかぐわしい花の香りが鼻腔を通り抜けていくようにまで思えた。

「ありがとうございます…私、もっとがんばりますね」

「…ああ、そうしてもらおう」

一瞬その微笑みに惑わされ、返事が出来ないでいた光秀は、すぐ一言返答し、廊下を先に歩き出す。

それでも手は先程引き起こすのにつないだまま。

引っ張られるように舞も歩き出す。

少しずつ距離を縮める二人。



朱雀はこの後、舞にぎゃんぎゃん文句を言われ、仕舞には「ああん、もううるさいわねぇ。せっかく仲を進展させてあげようと思ったのにぃ」と本来の姿に変化して、逃げ出し隠れてしまった。





「光秀様、札、書き終わりました」

「ああ、御苦労」

今日も舞は陰陽師光秀の手伝いをする。

「光秀様、妖が西の方角に出ていますね」

「朱雀、参るぞ」

光秀は朱雀を伴い、妖退治に出掛けるが舞の「いってらっしゃいませ。お気をつけて」と声掛けに、光秀の表情が今迄より柔らかくなったように見えるのは、朱雀の気のせいか。



二人の物語は、また貴女次第。


<終>
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