<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹
第146章 貴女に夢中 ― 三成&姫 ―
私の言葉で言い尽くせません、舞様、貴女をどれだけ愛しているのか。
「舞様、今、よろしいですか?」
襖の奥から「どうぞ」と声がし、私が襖を開けると、ぱふんと私のからだにぶつかるように何かが中からぶつかってき、私は抱き留めました。
「三成くん、会いたかった!」
可愛らしい声と共に舞様が飛びついてきてくださったのでしたか。
「私も、ですよ」
私もそう言って、強く舞様のからだを抱き締めました。
「同じお城の中にいるのに、毎日会えないなんてつまらないね」
顔をあげて私へ笑顔を見せてくれる舞様が、あんまり愛らしい事を言うので、私も嬉しくて口付けしてしまいました。
「ん…」
かくんと膝がぬけてしまった舞を抱き留め、口付けしたままその場で腰をおろし、舞様を横たえました。
唇を離すと、舞が色気を含んだ眼差しでこちらを見ているのがわかります。
良いでしょうか、このまま続きをしてしまっても…と言わんばかりに私が舞様の頬に触れ、肩に触れると、舞様はうっとりとした表情で私の手に顔をすりよせます。
その様子が何とも言えず愛らしくて、では、このまま、と思いましたが、ええ、忘れていました、秀吉様に報告をしなくてはならない件があり、それは至急の案件だったのです。