第35章 隣に昔話が引っ越してきた!
黒
〈 ブス!!!風呂桶に水入ってねぇじゃん!!!」
お勝手で夕食の後片付けをしていると、
お風呂を沸かそうと浴場に入った黒さんが叫んだ。
「えーーっ、本当ですか!?(´⊙ω⊙`)
あれれっ…朝のうちに汲んで入れておきましたけど?」
確かに私は朝餉を作る前に川とお風呂を何往復かして
風呂桶を満タンにしたはず。
黒
〈 ボケてんじゃねぇーよ!!ブス!!
ほら!今すぐ汲んで来い!!ノロノロすんな!居候!!
「…でも!今の時間…1人で外に出るの……怖いんですけど( ;´Д`)!」
黒
〈 ぶりっ子してんじゃねぇーよ!!
お前なら大丈夫ッ!ブサイクだから!!!ほらっ!さっさと!行ってこい!!
「そんなぁ……( ;´Д`)」
こんな時、いつも庇ってくれるクロウさんは、
泊まり込みで管理人の仕事で留守している。