第5章 試験
「えっ(´⊙ω⊙`)!?徘徊!!!?」
ちょっと待って…つまり…このお爺ちゃん狼は
最初から村までの案内なんて無理だったって事ですか?」
よく分からないし、信じられない展開になってきた。
〈そうだよ。
家で1人留守番させておくの不安だったから、
狼らの待機所の端に居させてただけなのに…
君は道案内の狼を選ばずに爺ちゃんを選んだんでしょ?
偉いと思ったよ?マジで〜
爺ちゃん村までの案内なんて無理だろうにってね(´・Д・)」
「 (΄◉◞౪◟◉`)…
で、でも!女の子達の人数とお爺ちゃん狼を含めた狼の頭数…
ピッタリでしたよ!?」
〈悪いね、それ、俺の発注ミス(笑)
一頭少なかったなんて、ついさっき知って、
あー、爺ちゃんがいてちょうど良かったって…
こういう奇跡もあるんだって、ちょっぴ感動したから俺〜
「えっ!!
…ちょっと待って下さい!普通だったら奇跡なんかじゃない!
ヤバイ!どうしようって思うんじゃないんですか??(;´д`)
ちょっと…あの…貴方…おかしいと思います!!」
〈感じ方は人…いや、妖怪それぞれでしょ?人間だってそうじゃないのか??
それをなんか決めつけた言い方で批判するって…なんか違うよなぁ〜(-_-)
自分と違う意見は全部どうかしてるって思うその心!!病気だよ!!
「 (΄◉◞౪◟◉`)なに……この馬鹿……」←小声で酷い本音を呟いたけど、彼には聞こえてない。