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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第23章 カラ松END〜洋館の主人とわたし〜(※)


「ゆりちゃん、なぜ黙っている? 考え込むということは、やはり住むことに何かしら抵抗があるんだな?」
カラ松さんが自嘲気味に笑う。

「あの、でも……」

「それに俺も限界だ……」
カラ松さんが辛そうに声を出す。

「え?」

「結婚する気がなくてもここに住めばいい、なんてカッコいいことを言ったが、やはり一つ屋根の下に好きな女性が暮らしているとな……。何もできないのは辛い。すまない、ゆりちゃん。俺も男なんだ。暮らしてみて分かった。俺に襲われる前に出ていったほうがいいかもしれない」

そんな……。
私はカラ松さんを見つめた。

「もし、出て行きたくないって言ったら襲うんですか……?」

カラ松さんは驚いたように目を見開く。
しばらく考え込んだ後、淋しそうに頷いた。

「そうだな……。襲うかもな……。今は自信がない。だから、もう出て行ってくれ……勝手なことを言ってすまない……」

私は言葉を失った。

あんなに優しく何でも受け入れてくれたカラ松さんに出て行けと言われた……。

急にひとりぼっちで放り出された気分になる。
まるで宇宙空間に取り残された宇宙飛行士にでもなったみたいだ。

そういえば、そんな映画があったっけ。
掴まるものもなく、助かるあてもなく、不安なまま漂い続ける。


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