第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)
言葉にしなくても
”好きだ”と伝わって来て
私も影山くんが好きだと
実感する
影山くんが嫌がるとか
嫌がらないとかじゃなかった
国見にはチャント断るべきだった
『…うん、決めた』
身勝手で国見には
申し訳ないけど断ろう
「何をだ?」
『あぁ、ううん!なんでもないよ!
こっちの事!
ねぇ、今日のお昼
屋上で食べない?』
「おぅ、そうするか」
『うん!
四限目終わったら
迎えに行くね!』
「分かった。
起きて待ってる」
”学校で寝ないの”と
笑って背中を叩き
一緒に体育館に向かった
心さえ決まれば
何かある前に断れば
何の問題もないと思ってた
現実はそんな甘くないのにね。
「姫凪ちゃん
後は私一人で大丈夫だから
早く帰りなさい」
『潔子さん…大丈…ぅぷっ!』
自主練もようやく
終わりが見えて来たというのに
私の体調は
「顔色最悪だから!
親御さんに迎えに来てもらうか
暗くなる前に帰宅しなさいって
言ってるの!」
何故かすこぶる悪くなっていた