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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第69章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋(宮侑 治)⑤


「姫凪…そんなん言うなや…」

『そんな声出さんといて…
離して、治くん…』 

心配そうに私の背中を擦りながら
私の名前を呼んでは
腕の力を強くして行く治くんを
必死に押し返そうとする私の

「姫凪、アイツらになにされた?
…いや、話したくないなら聞かへんけど…」

動きを止める戸惑った声

『あ…』

思い出したいわけはない
話しても痛くなるだけなんか
分かってる
だけど一人で抱え込むには
重すぎる…から

だから…

「楽になるなら話し?
俺が聞いたる
苦しくて重いの
俺が持ったるから…」

『治くん…』

「なにされてん?
お前がこんな顔なって
こんな震えるとか…
ほっとかれへんやんけ」

『…私…聞いてもうて…
アイツら…侑を…サクラを…』

少しだけ許して
甘えて吐き出す声を

ゴメン、サクラ
ゴメンな侑…
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