第19章 穏やかな日
「ぷはぁ……よく食べたねぇ」
鶴丸「きみって結構食べるんだなぁ」
「鶴丸さんとの食事が楽しいからたくさん食べちゃった……それじゃ、運動がてらまた冒険でも……」
鶴丸「それはダメだ。食べてすぐ動くものでもないだろう?体に良くないからな」
「……まあ、休憩は必要だけど……」
食べ終えたあと、私たちは歌仙さんに食器のことを任せて食堂をあとにしたのだが……鶴丸さんと歩くのが楽しいあまり、食後の休憩すら忘れていた。
詳しくは知らないが、食後すぐに動き回るのはよくないと聞いたことがあったが……鶴丸さんに言われるとは、人間として鶴丸さんよりも劣りはじめたら終わりだな。
「それじゃ……お庭でも見ながらゆっくりしましょうか」
鶴丸「お茶でも用意するか?」
「……休憩だけだしいいかな。それにさっきもお水飲んだからね……今はここでのんびりしていよう?」
縁側に座ってのほほんとする。
霊力の暴走か体質か知らないけどそういうので心休まることもなかったから今がとてもホッとする。
天気もいいし、空気も清んでいるし……
「鶴さん……私、もっと頑張る。無理をしない程度に頑張ってみんなを……幸せに、するから」
鶴丸「……気になってはいたんだが、きみはなぜそこまで俺達に構うんだ?」
「審神者だから……っていうのはあるけど、私はただみんなを見たときから貴方達を幸せにしてやりたいって思ったの。あ、同情とかではないからね」
鶴丸「幸せか……」
隣に座る鶴丸さんの横顔を眺めながら小さく微笑むと、それに気づいた鶴丸さんが太陽のような笑顔を向けてくれ私はドキッとした。
この人の笑顔は太陽のようにキラキラとして眩しい。
眩しくて……美しいな。