第4章 yellow
「ん?なんも?」
「…え、なんも?」
ポカーンと口を開ける君の顔が
なんだか金魚みたいで
可愛いかったけれど
ここは堪えて
「ノープラン」と興味なさげに言って。
「…ほ、う。ノープラン」
と呟くようにコーヒーを啜った彼女。
ほ、ほうって…
やばいな、今のは面白かった。
私も今度使ってみよう、
なんて考える。
「…じゃあ人生ゲームは?」
「うーん」
「だめか、…じゃあUNO?」
「うーん」
「あ、じゃあワードバスケットは?
二宮くんやってたよね?
この間テレビで面白そうだったし!」
「…うーん、じゃあそれ」
そんな乗り気でもない返事なのに
「やりい」と喜ぶきみを見て
どんだけ私のこと好きなの?と
笑ってしまった。
「え?なに?何で笑ったの?」
と嬉しそうに聞かれたけれど
「ううん、早く!カード!」と催促した。