第4章 yellow
もう諦めて
テレビに釘付けの彼の視線に背を向け
コーヒーを入れようと席を立つ。
「あーあ、可愛くなっちゃって」
ボソッと言ったその一言、
「・・・え?」
振り返ってもう一度しっかり聞こうと
彼を見た。
「なに」
と聞かれたので
「・・・いや、今なんて」
「ああ、髪切った?」
「・・・う、うん」
「そ、」
とだけ言ってまた視線をテレビに戻す。
また黙って立っていると
「・・・あーあーあーあー
可愛いっつってんの」
と耳を赤くして頭をかく
素直じゃない彼。
END.
「その髪型、うなじ丸見えじゃん」
「うん、スースーする」
「…ダメだな」「え!?」
「やっぱりダメ、その髪型」
「…の、伸ばします(早く伸びろ私の髪の毛!)」
「うんよろしくね(他の男に見せるとか無理)」