ヤンデレヴィクトル氏による幸せ身代わり計画【完結済】
第3章 少し関係の進んだ身代わりの話
(さっき、私の名前を呼んだような…)
いや、まさかね?
あの時の桜は意識が朦朧としていたし、今までだって行為の最中に自身の名前を呼ばれたことは1度も無かった。
少し引っかかりを感じながらも、桜は先程のことは深く考えない事にして、ここまでの疲労の原因となった男にくったりと撓垂れ掛かった。
「もう動きたくない」
「じゃあ俺のコックはサクラの中にずっと、いることになるのかな?」
「それはヴィクトルが抜いてくれたらいい話……ん?」
「まだ終わってないよ、ヴィーチャでしょ?サクラ」
聞き間違いじゃない。
確かに彼は桜の名前を呼んだ。
しかも、情事中だけ口に出来る愛称で呼ぶよう強要されて…。
桜は困惑しながら纏まらない思考の中溢れ出た疑問を口から零した。
「え?ヴィーチャ?でも名前…」
「名前なんてどうでもいいと思わない?俺がお前を何と呼んだって、お前は何も気にしなくてもいいんだよ」
「そう、なの?」
「そうだよ、だからほら」
諭すように言ったヴィクトルは腰を揺らすと、桜の下腹部にズン、とした衝撃が走った。
「きゃあんっ!?」
「サクラばっかりイッちゃうなんてずるいと思わない?まだまだ足りないから付き合ってよ」
桜の身体を倒し、両足を肩のほうに近づける。
所謂まんぐり返しの状態で、ごちゅ、ごちゅと再び律動を開始した。
「ま、あ、はげし、ああっ」
「ああ、スキン替えないと流石にヤバイか…」
ズルンッと膣から長大なそれが引き抜かれ、それだけで甘い感覚が広がる。
ヴィクトルは手早くゴムを付け替えると、すぐに桜の中へ入ってきた。
浅く深く、抽迭を繰り返して、荒い呼吸がお互いの肌を撫でる。
「ヴィクトル、やだ、苦しいっ」
「サクラ、ヴィーチャだよ、ヴィーチャ、ほら呼んでご覧?」
「うぅ、ヴィーチャ、苦しいっ助けて」
「ん、いい子。すぐに良くしてあげるからね」
パン、パンと肌がぶつかり乾いた音が鳴る。
生理的な涙を流す桜の額にキスを送り、一際強く、子宮口を抉るように剛直を叩きつければ、2人はほぼ同時にオーガズムに達した。