第5章 *一番大きな感情編* 完結
【初めまして、新たなマオン国の支配者・広原地土と申します】
ニコニコ
俺は"目が開いてないんじゃないか?"と周りに思われるくらいの目の細さで微笑み続ける
ちなみに"広原"は顔も知らない父の姓である
【オメー、何が楽しくて笑ってんだ?】
一人のガラの悪い男が俺に突っかかってきた
【楽しい? 俺の顔はいつもこうですが?】
もう二年近くはこの"笑顔の仮面"…。 でも、この顔が俺にとってはもう当たり前
【気に喰わねぇな】
チッと舌打ちをしたガラの悪い男
【俺、別に貴方に気に入られたいわけでもありませんから】
ニコニコ、ニコニコ
笑顔で言った俺の言葉にガラの悪い男は癇に触ったようだ
【テメェ!! 俺と戦いやがれっ!!!!】
【血の気が荒い者ですね…】
薄く開かれた俺の赤い瞳がギラッと光る。 そんな俺の赤い瞳に各国の支配者達はビクついた
【悪魔っ…!!】
誰かが俺の事をそう言った。 だけど、もう"ソレ"は俺には関係ない…
【誰ですか? そんな死んだ奴を俺に重ねた人は?】
ね?誰ですか?、と笑顔で俺は周囲を見渡す