• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

繰り返しずっと……【妖狐×僕SS】

第5章 予兆の香り


一学期は文化祭や海

もちろん学校生活も充実していた

夏休み中は蜻蛉が何度も変なお土産とともに帰ってきたし

最後というだけあって三年生組は多いに楽しんだ


そして、季節は夏の終わりを迎える



・

・

・



「俺卒業したらここ出るわー」

「そして?本当に彩春館で働くのか?」

「絶対反ノ塚寝るよね」

「それ俺も思ったわ」


ラウンジに集っているのは凜々蝶、青眞、反ノ塚、私

それから各々のSSだ

プラスでなぜか夏目さんもいたりする

三年生率の多いこのメンバーでは

自然とそういう話になっていっていた

目薬が落ちるのを見続ける仕事を希望していたと言うのに

結局は寝てしまうと言う理由で反ノ塚は断念したらしい


私もそれはさすがに寝る自信がある

飽きる


「バイトで貯めた金あるし、新しい環境でやりたいこと探すのもありかなーと」

「あー、そういえばバイトしてたね。雪小路さんも副業してるし、働き者だね。二人とも」

「親の金で甘えてると思われても嫌だし」

「全員に言えることだけどな、それは」


青眞の言葉に納得する

なぜか私たち先祖返りの家はどこも繁栄してた

それのせいか

昔から宝物のように育てられているところも少なくない


「そういや、ミケたちはなんでSSなの?こんな危ない仕事じゃなくても他にツテはあるだろ?」


反ノ塚の素朴な疑問

主人と言う立場である彼からすれば

なぜSSを選ぶのかというのは素直な疑問だろう

ごろごろとしているくせにこういうところはズバッと来る

残念ながら、その疑問に私は答えてあげれないけれど……


誰から言おうか、なんて沈黙はなく

両頬を支えた夏目さんが先人をきって答えた
/ 76ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp