第124章 あなたにもう一度第三幕(12)前編※R18
天界にて___
神に縋り付く、一人の天女の姿があった。
「お願いします!あの子の罪を私に、背負わせて下さい!」
必死に頭を下げ、どんな罰でも自分は受けると毎夜、毎夜と懲りずに神の元へ通っていた天女。二人の愛を間近で知り、母親として出来る全てを子に尽くしたかったのだ。
しかし、神は決して首を縦には振らず下界を映し出す泉に視線を落とすと冷静な声で告げる。
「宿命は変えられぬ。天界の姫である以上……それにお前には既に罰は与てある」
「……私が、私があの人を愛した事を憎んでいらっしゃるのですかっ!?こうなるのが解っていて、あの子にあのような罪を与えたのですか!?」
「………神に憎む心などない。それに与えたものが全て罪とは限らん」
確かなのは「真実」だけ。
天と地を越えるには……
それが必要だった。