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【黒執事】壊れた貴女を看取るまで

第8章 変化


この迫力。後ろから大柄の男が5人いて、一斉に見つめられたような迫力に私は呑まれそうになった。
これがたった数年でイギリスを大英帝国へと旗を掲げさせた女王陛下、エリザベスの実力。

「分かりました。調査をいたします」

「教会の名前は聖マドペンスド教会よ。ふふ、ありがとう」

ー初めから調べさせるつもりだっただろうに。

私は舞台には向き直り残り少ない演目とレイチェルの美貌を楽しんだ。
一方の陛下は元からこの話をするつもりしかなかったのか、つまらなさそうに舞台を見ていた。
ブザーが鳴り響いて幕が降りる。客たちは鳴り止まんばかりの拍手をいたが、テラス席で見ていた私たちは拍手するしなかった。

「お嬢ちゃんにこの話をするためとはいえ、つまらない舞台でごめんなさいね」

陛下はソファから立ち上がった。私もその後に立ち上がると気配に反応したセバスチャンがカーテンを開けた。

「いえ、お話出来ただけで嬉しく存じあげます。本日はご招待をありがとうございます」

「今度はうちの庭でアフタヌーンティーでも飲みにいらして」

優しい笑顔に戻って陛下はグレイと一緒に帰り道を歩いていった。

「面倒ごとが一つ増えたわ。明日からはその調査をするわよ」

「イエス、マイロード」
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