第94章 今を生きる
「お、さっきの包丁じゃん!どーしたんだよぉ?」
「なんだなんだぁ?こんな狭い所で皆して何してんだ?面白いもんでもあるのかい?」
「……廊下の真ん中で止まるな。」
あわわ、気付いたら大渋滞だ。ごめんなんだぞ、大倶利伽羅さん!慌てて向の厨に入ると、皆も中へ入って来た。
「俺、今長谷部さんと主を探してるんだけど知らないか?」
「長谷部を?包丁、きみ、さっきまで長谷部から隠れてたんじゃなかったか?」
「ふふ、まるでかくれんぼだね。僕達、今は日本号さんと貞ちゃんの本丸案内してるんだけど、見てないよ。」
「外も行ったのかぁ?いっくらここが広くても、誰かしらは居場所知ってんじゃないの?」
「他に俺達が知らない隠し部屋があるとかなかと??」
隠し部屋?そんなのあるのか?