第94章 今を生きる
はぁ、なぁんか幸せ感じたんだぞ。初めは主が人妻か調べる為だったけど、もうそんなのよくなったんだ。主は主だもんな!
「人妻ならもっと嬉しいけどさ!」
小夜君と別れてフラフラと中庭へやって来ると、紙を読み上げる長谷部さんと、極の短刀を中心にした何人かが集まっていた。
「うわ、長谷部さんだ!…と、皆何してるんだ!?」
「包丁!おまえ、今までどこにっ…まぁいい、話は後だ。」
あぁ、見付かっちゃった‥怒られるの決定だ。俺を見て眉を吊り上げた長谷部さんが、中庭に居る皆に向き直る。
「突然集まってもらって悪いな、出陣から帰って間もない平野と蛍丸は特にだ。…だが先程、主命が下った。これより、おまえ達にはこの本丸初の連隊戦へ出陣しもらう!」