第3章 それは偽りの愛でした
次の日
仕事が休みだった私は
先輩と話をする為に
カフェでコーヒーをすすっていた
もやもやしてなかなか寝付けず
昨日の出来事が夢のように感じた。
「、おまたせ」
「先輩!」
ようやくきた先輩は
私と同じような眠そうな目でやってきた
そんな先輩に私は率直に
昨日の出来事を聞いた。
「結論からいうと…
よくわからない」
「わからない…?」
「うん。詳しく話すとね、
も知ってる通りあの男の後をつけたの。
タクシー捕まえて
あの前の車を追ってください!ってね。
ドラマみたいでちょっと楽しかったよ」
「やっぱ楽しんでた…」
「でね、家の前で停まったから
私も少し離れたところで降りて
様子を見てたの。
そしたら、家から出てきたのは
やっぱりローザさんだった。
2人が家の中に入っていってから
1時間くらいかな?
アドルフさんがね
やってきたよ。
からメールもらってたから
いつくるかハラハラしてたんだけどさ…
こりゃ修羅場だわ…
って思った」
やっぱり鉢合わせしてたんだ…
考えただけでも恐ろしい状況…
「その後しばらくしてから
あの男だけが家から出てきて…
まぁ後のことはわからずじまい…
って感じね。
もっと激しい修羅場見れるかと
期待したけど…
残念。」
「そう、ですか…」
「で、はなんでまた
アドルフさんと一緒にいたのよ?
いつの間に進展してたの!?」
「いや!そういうわけじゃ…」
私も昨日の出来事を
先輩に話した
告白したことも
抱きしめてくれたことも…
「いつの間にかそんなことになってた
ことにも驚きだけどさ…
アドルフさんが不倫に気付いてたにも
関わらず
今まで夫婦生活を続けてたことにも
驚きだわ…
もう嘘はつきたくないって
言ったんだよね?
ってことは、やっぱ…
別れたくても別れられなかった
ってことなのかしら」
「そうですね…
アドルフさん優しいから…」
「不倫されてるのに?
それは優しいというより…
弱いんだね、彼、意外と」
弱い…そうかもしれない
アドルフさんも自分で
そんなこと言ってた気がする。