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フォンダン・ショコラ【ハイキュー!!】

第2章 この腕の中の君 ※【黒尾鉄朗 続編】



海の幸や山の幸をふんだんに使った、豪華な夕食。ビールと、冷酒。
美味しい食事に舌鼓を打つのも、地酒を味わうのも、旅行の醍醐味。
お互いにお酌しながら、その時間を楽しむ。

沢山並べられたお皿がすっかり空になって、飲み交わしていたお酒も程よく減った頃。
私の顔は、ほんのりと熱をもつ。


飲み慣れない日本酒を飲んだからかな…。
お酒は程々に飲めるタイプなんだけど、少し酔ったのかも…。

下げられていくお皿を見送り、お布団を敷いてくれた仲居さんも見送り、てっちゃんに顔を覗き込まれるまで。
私はただボーッとしていたみたい。


「おい、梨央。大丈夫か?」

「え?うん…」

「気分悪い?」

「全然…」

むしろその逆。
気分はとてもいい。

「ならいいけど。全然喋んねぇから、食い過ぎで腹でも痛いのかと思った」

へぇ…酔った気がしてるけど、顔には出てないみたい。
てっちゃんの心配は、酔ってるんじゃないか?ってことよりも、食べ過ぎたんじゃないか?ってことみたいだ。

「風呂、入る?」

「うん。入りたい…けど、ちょっと休憩…」

ほろ酔いが心地よくて、布団の上にダイブする。
体を受け止めてくれる、ふわふわの感触が気持ちいい。

「じゃあ俺先に入るわ。ゆっくり浸かってるから、後から来いよ?」

一緒に入ること前提の物言いでニヤリと笑ってタオルを持つと、露天風呂へと足を向けるてっちゃん。
私は少し体を起こして、浴衣の裾から覗くその足首を掴んだ。

「……何?」

少し驚いたように、てっちゃんは私を見下ろす。
せっかくだから露天風呂にも入りたいんだけど。

でも、今、何だか無性に……



「イチャイチャ…しよ…?」




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