第111章 思わぬ出会い(7)
~翔side~
翌日、俺は雅紀と和也と一緒に櫻井コンツェルン本社ビルに来ていた
翔「なぁ…何で二人とも一緒に来たんだ?」
和「私は面識のない翔兄さん一人では心許ないかもと思ったからですよ」
雅「俺は翔ちゃんと一緒に帰るため」
翔「…和也はともかく雅紀は意味が解んねー…」
雅「まぁまぁ良いから!受付向こうだよ」
そう言って雅紀は受付の方に向かっていった
すると俺の腕を和也がクイッと引っ張ってきて小声で
和「雅紀兄さん不安なんですよ。翔兄さんがもしかすると、櫻井コンツェルンにそのまま行ってしまうのではないかと…」
翔「え…」
雅紀…そんな事思ってたのか…
翔「馬鹿だなアイツ…俺はもう『大野翔』なのに…」
和「…雅紀兄さんのお馬鹿発言は今に始まった事ではないんですがね…」
…相変わらずキツいな…和也…
雅紀に続いて中に入り、受付で声をかけたら直ぐ様社長室に案内された
<コンコン>
「社長。大野様がお越しになりました」
秘書の方に通され中に入ると、奥にあるテーブルに男性が座っていた
…あの人が…櫻井社長…
櫻井「ああ、大野会長の所の…和也くんだったかな?」
和「はい、ご無沙汰しております」
櫻井「…そちらの二人は…面識がないな…」
和「二人とも私の兄になります」
櫻井「兄?だが君の兄は確か智くんだけでは…?」
和「え?」
え?雅紀の事知らないのか?
雅「初めまして、和也の兄で大野雅紀です」
すると櫻井社長は驚いた顔をして
櫻井「雅紀…!?じゃあ君は…」
雅「え?」
どうしたんだ?櫻井社長のこの驚きようは…