白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる
赤葦が珍しく切ない声を出し
憂いが浮かぶ表情で
姫凪を俺の方に押し返す
その顔は俺まで胸が痛くなってくる
木兎と姫凪が
付き合ってる時に聞いた
電話越しのソレを思い出したから
「…あぁ…おう…」
回復しない気不味い空気に
少し申し訳なさそうに黙る赤葦と
フォローの言葉が見つからない俺
姫凪も黙ったまま
困った顔で俯いてる
研磨のフォローは…
「…」
期待出来ねぇよな
やべぇ
せっかくのパーティーが
お通夜みたいになんじゃね?
どうしたものかと
悩む俺の思考を置き去るように
「赤葦!なんかカッコイイのか
どうなのか分からねぇけど
良いヤツっぽいぞ!!」
木兎のデカい声が
廊下に響いた