白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる
「いや、あの…!
これは…つまり…」
集中した視線に
一瞬頭が真っ白になってしまった俺
何か言わなきゃ…何を?
チャント言わなきゃ…どうやって?
オーバーヒート寸前
回路が停止しそうな脳みそは
『鉄朗…』
姫凪の甘い声で
ゆっくり回りだした
「あ~…うん。
心配すんな」
慌てるこっちゃない。
何からとか
どうやってとか
悩む事じゃないんだ
ただありのままを
あるがまま
真っ直ぐ伝えれば良い。
小さな手を取り
不安げに見上げる
小さな頭をゆっくり撫でて
「俺からでも良いか?
言っとかなきゃ
ダメな事もあるし……」
姫凪の目を覗き込む