白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第33章 蝶の為に華は咲く(研磨)
「え?」
『鉄朗!!?』
おれが振り返るより早く
姫凪がコートに飛び込んで行く
心配するのは当然だし
そんなの驚かないけど
…鉄朗、って言ったよね?
姫凪の身体が
クロに戻ってないだけで
心はもうとっくに
クロでいっぱいになってたんだ。
ボールが勢い良くぶつかって
倒れたクロには
ワラワラと部員が駆け寄ってて
小さな姫凪の姿も
横たわってるクロの姿も
隠れちゃってるけど
おれには分かる
心配そうにクロを抱き締める姫凪
その腕の中に居るクロが