白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第30章 蝶の心に咲く華
『赤葦くん…?』
聞かないの?
鉄朗の事
責めないの?
こんな私を
そんな事を考えた私の
背中から伝わる
「届きましたよ。
アナタの想い。
ありがとう御座います」
優しい温度
『生意気言わないでよ…』
堪え損ねた涙が
赤葦くんの手を濡らす
「涙はズルいですよ
聞くに聞けなくなる」
濡れた手が私の頭を撫でて
「俺、口硬いですよ?
てゆっか姫凪さんも俺の
秘密を知ったんだから
俺も姫凪さんの
秘密を知っても言えないですし
話しても良くないですか?」
私の心に一歩踏み込んで来た