第10章 PLUMERIA
【オマケ】
目を疑った。
6つ並べられたカクテル。
お酒が好きな私は、昔覚えたカクテル言葉を思い出し 戸惑いを隠せなかった。
覚えている言葉が確かなら、これ全てが恋の言葉。
キッド
アプリコットフィズ 振り向いてください。
ドフラミンゴ
スクリュードライバー
異名 レディーキラー あなたに心を奪われた。
クザン
ブルドック 守りたい。
ロー
カンパリオレンジ 初恋
キール
ゾロ
マルガリータ 無言の愛。
クロコダイル
ポートワイン 愛の告白。
戸惑う私に、ハンコックは愉快そうに笑うだけ。
助けてはくれない。
5人は、それぞれブラッドメアリーを飲み干し始めている。
私は意を決してグラスを掴み、勢い良く全てのグラスを飲み干した。
唖然と私を見つめる5人。
全てを飲み干した時、急激な強いアルコールにフラッと身体が揺れる。
その身体を背後から抱き止める大きな腕。
微かに香る嗅ぎ慣れた匂いを感じ、私は安心して瞳を閉じた。
fin