第18章 異世界コラボ~銀魂編~
沖田と銀時が先頭。
その後ろを土方、アリスの順で階段を上がる。
「土方さんまで此方に来ちゃったけど大丈夫?」
「大丈夫でさァ」
「ここ最近の訓練量を考えりゃ大したことねぇよ」
「……ならいいけど」
後ろを見ながらアリスがそういった瞬間だった。
ガシャンッ!
「あら」
「「「!?」」」
アリスが踏みこんだステップの前に柵が降ってきたのだ。
更にガシャンと音を立てて、同様に退路も断たれる。
「クソッ!なんだこれっ!」
銀時がガシャガシャ音を立てながら柵を揺らすもビクともしない。
「うーん。私個人に用事かなあ?銀ちゃん達、先に行って良いよ」
「「……。」」
慌てた様子なく手を振って見送る姿勢を示すアリスに流石に言葉を失う銀時と土方。
「総くん」
「………先に行ってますぜィ」
唯一、無表情でアリスの出方を見ていた沖田にアリスは笑顔を向ける。
其れを見て沖田は直ぐに進行方向に歩き出した。
「ちょっ!?沖田くぅん!?正気ですかぁ!?」
「総悟!?オイッ……!」
銀時達もアリスの方を数回、振り返りながらも先に進んでいった。
アリスは見えなくなるまで見送る。
そして。
「何か用?」
後ろの側面。
階段の壁の方に向かって話し掛けた。
「………気付いていたのか」
「隠れてた積もりなの?」
キョトンとした顔で問う。
「当たり前だ。現に、あの連中は気付いてなかっただろう」
突如、壁の一部が音もなくスライドする。
其処には人間の大人が二人ほど入れそうな空間があった。
暗殺用の絡繰りが施された壁だったようだ。
出てきたのはリーダー格の男程ではないが、今まで戦ってきた連中よりは圧倒的に体格の良い男だった。
「私に気付かれたくないなら呼吸と心臓の音を止めなきゃ駄目だね」
「……参考にしよう」
遠回しに死体以外は無理だと云われて苛立つ男。
しかし、それほどの力を有する人種なのは間違いないと確信を得た。
「それで?何の用?こんなところに閉じ込められてペットみたいに観賞されるなんて趣味じゃないんだけど」
「先程の貴様の戦闘振りを拝見したボスが仲間にしたいと言い出してな」
「私が貴方達の?面白くない冗談ね」
アリスは笑顔を絶やさない。