第18章 異世界コラボ~銀魂編~
「総くん、珍しくお仕事してるんでしょ?邪魔しちゃ悪いよ」
「でも!浮気調査は私の仕事アル」
「駄目だなー神楽ちゃんは。真面目過ぎだよ」
「え?」
「よく判らないけど、あの写真の男は警察沙汰になるようなことをしてると思うんだよ。食い逃げかもしれないし万引きかもしれないし、はたまた重罪かも知れないし、只の参考人かもしれない」
「うん」
「でもそんなことは神楽ちゃんはどうでも良い筈だよ?『警察署で話を聞かれていた』って云うアリバイさえあれば依頼は完了するわけだし」
「あ……」
「その後で依頼人と男の人がどうなるかは当人達の問題だから神楽ちゃんが気に掛ける事ではないだろうし」
「アリスの言う通りネ……」
頭ではその通りと思っているようだが、納得はしていないようだ。
やれやれ。
アリスは小さく息を吐いた。
「総くん……警察を利用して効率よく仕事を捌けたんだから喜ぶべきと思うんだけど」
「サドを……利用した?」
案の定、ピクリと反応する。
「そう。仕事させてあげたと思えば?結果からすれば何もせずに仕事をこなせた神楽ちゃんの勝ちだよ。それにあっくん…一般人が一緒ってことは本当に大した用事じゃないかもしれないしね?」
「!」
神楽がパアっと笑顔になる。
「そ……アルな!たまにはサドに仕事をあげるネ!」
「うんうん。女は強かでこそ魅力的らしいよ」
「それ、誰情報アルか?」
「私の恋人談」
「ってことはアリスは強かなの?」
「らしいよ」
クスクス笑いながら2人は屯所に向かって歩き出した。
アリスと敦が借りている部屋。
近藤が寒いだろうと親切にコタツまで貸してくれているため居候のわりには充実した部屋になっている。
そして。
「蜜柑アルーー!」
「なんかいっぱい貰ったからってお裾分けしてもらったの」
ダンボール一杯の蜜柑を見付けて神楽が興奮する。
「神楽ちゃんも手紙書いたらどうかな?」
「私は別に手紙を書く相手なんて居ないネ」
「総くんに書いたら良いじゃん」
「さっきも思ったケド何でサドの名前が出てくるアルか?」
眉間に皺を寄せて神楽が問う。
「ん?恋人じゃないの?」
「はあー!?」
神楽はバッと立ち上がって大声を上げた。