白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
「姫凪ちゃん!駅まで送る!」
玄関まで追って来るクロ
これもいつも通りだけど
そばに居たら頭がパンクして
邪な気持ちが育ってしまう気がして
『大丈夫!今日はまだ明るいから!』
クロの声を振り切り外へ飛び出し
帰り道を急ぎ足で歩いていると
「あれ?姫凪?
なにしてんの?」
『あ、先輩…どうも…
えっと…特になんにも…』
「あー!これがトモノリの彼女?!
本当だ!メッチャ初心そう!」
先輩とその友達数人に遭遇した
『あ、初めまして…』
先輩の事は好きだし
先輩の友達なら…って思ってたけど
「そんな堅くなんないでよ
あ、今日は俺が呼び出したせいで
トモノリと早く解散になったでしょ?
ゴメンなー!
どう?これから一緒に遊ばない?」
「それともトモノリと
イチャイチャし足りないから
俺ら邪魔?」
ヤッパリ軽そうな男の人は苦手で
上手く声が出ない
ニヤニヤ見られるのも
あまり良い気分ではないし
「トモノリ~
この子なんか震えてね?
そんなにオトコ苦手でトモノリの相手
大丈夫??」
この手の話題も好きじゃない