白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
研磨くんの声に二人で頷いて
三人で自動販売機まで歩いた
隣にある大きな身体が嬉しかった
本当の意味に気付くのは
まだ少し先の話。
この時、鉄朗に感じた
温かい気持ちを
「姫凪ちゃん、大丈夫?
本当意識し過ぎ。
誤魔化してるつもりかも知れないけど
クロちゃん薄々気付いてるんじゃない?」
『!?気配消して近付かないで下さい!』
「消してないよ
姫凪ちゃんの意識が
遠くにブッ飛んでただけじゃん」
この人に感じたなんて
信じたくないよ
きっと気のせい
似て非なるものだ
『昨日の疲れが出てるだけです。
仕事戻りますから』
"普通"にしてたら、大丈夫
難しい事じゃない
鉄朗じゃないこの人は
100か0かのゼロの方なんだから
『失礼します』
ほら、ね?
私もやれば出来る…
「疲れって…
クロちゃんとエッチしまくったやつ?」
『んなっ!?
大きな声で言わないで!
てゆっか、しまくってなんか…!!』
「うわぁ…誤魔化し切れてなくて引く…
そんなにしまくったから
あんなに…ンゴッッ」
『黙ってよー!』