• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


残されたコンビニ袋が
虚しく風に揺れてる

追いかけたくても
どこに住んでるかも分からなくて
慌てて掛けたLINE電話も
虚しく音を耳に届けるだけ。

研磨の家に戻るわけにも行かず
トボトボ引き返し
自分の家に戻る

「やっちまった…
姫凪…ちゃん…ゴメン…」

部屋のベットで
携帯に声を落とすけど
指が震えて
文字にも出来なくて
たった一言が送れない

もちろん来ない折り返し
鳴らない通知音

無駄にバッテリーだけ消費するライトに
浮かぶ情けない顔を隠す様に
枕で頭を挟んでベットに
溜息を吐きかける

この暴走事件が
俺と姫凪ちゃんの
本当の始まりになってたなんて
全く知らずに
落ち込んで夜を明かした
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp