第1章 Sid~極上の女~
するといきなり肩を押されて、
口とソレが離れてしまった。
「あっ…」
「もう、いい…」
シドは限界を感じ、私を離したようだった。
でも私は…
「ダっ、ダメ…!」
「あ?」
…おかしくなってる…
自分が変になってるのがわかる…
でも…でも…
私は思いきってシドに抱きつき
耳に唇を寄せる…
「…変て思うかもしれないけど…」
シドは私の背中に手を回す。
ギュッと力が込められる…
「何だよ。」
「あのね…」
私は恥ずかしくて抱きつく手に力を込める…
「カクテルじゃないのが飲みたい…」
一瞬、沈黙がその空間を支配する。
「はぁ!?」
沈黙を破ったのはシドの驚く声だった。
そりゃそうだよね…
自分だってそんなの飲んだことない。
けど、よくわからないけど、
シドのすべてが愛おしいくて、
そんなことを言ってしまったのだ。